ページ

2011年5月12日木曜日

トレードオフを読んで


今の市場である程度成功している企業は、上質か手軽かのどちらかの方法をとって上手くいっている。というようなことを具体例を交えいろいろと説明されています。この本を読んで一番印象に残っているのは、上質と手軽という言葉を言い換えた

“人々から愛されるか、必要とされるか”

という言い方がわかりやすかったです。買う側からすると、商品やサービスを購入する理由ってだいたいこの2つにわけられるのかなと。
今一度、商品やサービス提供する際にこれを基準に考えてみようかと思います。

ただ、言うほど簡単ではないだろうなと思うのは、本にも書かれている通り、やはり上質に向かった方向に進んでいくと、その先に拡大していこうとした際に、自然と手軽な要素を取り入れてしまったり、逆に手軽な路線から人びとに愛されようと上質に向かってしまうのは意識してないと自然と考えてしまうかもと思いました。
そうなるとどっちつかずの不毛地帯へと行ってしまうのが難しいところです。

上質と手軽と言われても最初はぼんやりとしかイメージできませんでしたが、いろいろな事例を交えて読んでいくうちに、この2つがなんなのかが少しわかってきました。

最後の方にちょっと書かれていましたが、これは企業の話にとどまらず、個人にも当てはまることだと思います。これを読んで自分の行動を改めて見直したいと思います。


Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...