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2011年4月25日月曜日

600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス/を読んで

クックパッドといえば、今ではメジャーなサイトですが、クックパッドがいかに丁寧に深くユーザーの声をひたすら耳を傾け、細かく分析して、みんなが料理を楽しめるためにどうすればよいかをひたすら考えて、こだわっているのがわかります。
大袈裟かもしれないけど、ここまでこだわって初めてユーザーの支持を得られ、ユーザーの喜ぶサービスを提供できるのかなと考えさせられます。
そしてその行為はwebだけの世界に限らない話でもあるのではとも思います。


いくつか印象に残ったところを。

“何も説明無しで機能が果たせなければならない。僕はいつもそう思っている。”

ユーザビリティにとどまらず、サービスを提供する側にとっては、こういうところにこだわるというのは、前提としてこれからもっと求められそうなきがします。物が溢れている今の時代では、どうしても必要というものでなければ、迷わせたら簡単に離れていきます。


“広告は必要情報。重要なのは、読み手にいかにうまく目線を合わせていけるか。”

クックパッドでは広告がうまく使われています。やはり反響を得るには、見るだけの広告ではなく、実際に使ったり、参加したりという広告によって、見る人、使う人を巻き込めないとなかなか共感を得るのは難しいのではないかと思います。
これからも違った形でこういった広告が増えるだろうなとも思うし、まだ出切った感もないと思うので、考えさせられるところです。


また読んでいると、ロジックをすごく大事にされているのがわかります。ロジックという要素が自分には今いちピンとこなくてモノづくりにおいては、どうしても要素としては、硬いイメージを持っていたのですが、恥ずかしながら全くの誤解でした。
大事なのは、ゴールイメージと動線の取り方をロジカルに積み上げていくことなんですね。なるほどと思いました。


“これはユーザーの声でもあるんですが、買い物の現場では、値段の提供ばかりになっている気がするんです。…高いものを買う理由が、そこには見つけられないんです。書いてあっても、こだわって作っているとか、有機だとか、消費者のプラス情報に転化できていない…”


これは口で言うほど簡単なことではないと思いますが、最近の売れているものの傾向はまさにこれができてるかどうかの違いなんじゃないでしょうか。確かに買う理由があれば、多少高いと思っても買ってしまう、というのは自分でも当てはまることなので実感としてわかります。


よりよいサービスを提供するためには、お客様の声を少しでも多く拾い、そのデータを細かく分析していくことで初めて質の高い満足を与えられるのだなと、思いました。もちろんそれが言うほど簡単ではないこともわかりますが。


仕事だけに関わらず振り返り、分析して改善していくの積み重ねが大切なことを改めて考えさせられます。


600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス
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